大沢俊介のブログ|SHITTAKA TOKYO

世の中を斜めの角度で歩く、大沢俊介の提供でお送りします。

ライターとして独立して約半年。未経験からライターになるまでの苦労と解決策

   

Pocket
LINEで送る

2016年の12月終わり、ちょうど年末に区切りよくBranding Engineerを退職して、ライターとして独立した。

実はバイト程度にライターはやっていたし、1つの仕事は確定していて、やめるまでには取引先は3社になっていたから安心してやめたんだけど、今思えば普通のライターの人たちとは仕事の受け方が違うなと思った。

独立をしようと思ったタイミングでライターの知り合いは数人しかいなかったし、編集がつくメディアでのライター経験はなかった(ディレクターの人はついてる)。知り合いは本当に2.3人くらいで、ライター的な仕事の相談をするのは佐々木ののか氏のみだった。

それでも前の会社のタフな経験のおかげで普通のライターよりは営業ができて、それに自分の弱みを自覚(弱みはライティング力と経験という致命的な現象)していたので、それを克服するための半年と位置付けて、ようやく6月。比較的案件は安定してきて、ライティング力も以前と比べると飛躍的に上達していると思う。

その上で、ライターになって困ったな〜こうしておけばよかったな〜と思うことや、こうしているということをなんとなく書いていこうと思う。

困ったことと対処

そもそも、僕はライターではなかった。マーケターとか広報担当を名乗っていて、文章を書くことはあってもメディアで記事を書くことはそもそも少ない。コンテンツマーケティング思考でメディアをつくったり、PRをしたりはしていたから、まったくのゼロではない。それでも働いていたのがスタートアップだから、フォーマットは自分で作ったものだった。

困ったこと1「ライティング力不足」

その上で困ったのは「ライティング力」だ。

ライティング力とはざっくりこういうものだろう。

1.編集のチェックを抜ける基礎的な文章力
2.読者に伝わる表現力
3.取材力
4.構成力
5.豊かな語彙や表現

僕はブロガーではなくてライターとして仕事を受けたかった。だから、フォーマットが必要だし、適切な文章表現も必要だった。ブロガーになりたい人は参考にならないかもしれないけれど、ライターになりたいなら必要だと思う。

「ライター」って複数の仕事が含まれる語義だけど、基本的にライターに個性は求められない。求められるライターは売れたライターくらいだ。まず仕事を受けるには、基礎ができてから、その次に個性がいる。

上述の5つのうち、個性が現れるのは4と5くらいだが、まず前提として1と2と3が重要。そして、ライターとして何らかの職業に従事したことがない場合、1を手に入れるのがとても難しい。正直、野良ライターでも2から5は手に入る。しかし、1は難しい。1を手に入れるために僕はお金ではなくて経験を得られるクライアントをいくつか見つけて、お金と修行は別にして考えた。(修行の場はシビアで、結局体調崩したときにリタイアした笑)

未経験の人は「どこかで働いてみる」「知識を得つつ自分で書いてみる」の2つをやればいいと思う。「どこかで働く」については最低限のスキルが必要だし、職場を見つける必要があると思うから、また後日詳しく描こう。知識を得つつ、のほうは前に書いたから読んでみてほしい。

「インタビューの上達がしたいと考えたら何をするべきか、考えてみる。」

あとはこの本はおすすめ。

「新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング

困ったこと2「拡散力」

あとはすごく困ったのは、拡散力だった。

組織に所属していると拡散してくれる人は自然と集まる。例えばバズフィード、プレスラボ、LIGなんかは社員に影響力を持った人も多いし、自社のコンテンツだからとインフルエンサーな社員たちが自分のコンテンツを拡散してくれ、自分もソーシャルでの認知度を得やすい。

あるいはそういう会社やコミュニティと接点のある人たちも、自然とソーシャルでの認知を得やすい。

だが、僕みたいな人嫌いは人間関係をソーシャル上で広げて、拡散の輪を作るのが難しい。リアルで人に会う方がいいと思うのだが、人に会うのは疲れるし、常に仲良くできるのはせいぜい10人くらい。ああなんて難しい。

ここはまだ解決してないんだけど笑 とにかくもっと早くこういう課題に気づいていたら、会社をやめる前に仲良くなれそうなライターさんやらを探して、親しくなっておくべきだった。人脈!みたいな感じではなく、自然と仲良くなる人を探すイメージである。ここが困るのは、「5」で書くのでそこまで読んでください。

困ったこと3「書くことへの集中」

けっこう困っているのがこれ。書くことへの集中。仕事として書くことが少なかった僕は、かなりの遅筆だ。集中力の体系は「集中に入るのは遅いが深い、そして短い」ものだ。短距離走はおそろしく早いが、距離は短く準備も長い。

だから、ライターとして仕事の量が増えてきたときに大変だったのは、打ち合わせが入っている日に原稿が書けないということだ。話すことが好きすぎるから、人と話すと話すモードになる。そして書けない。書くまでには3時間くらいかかる。どんな原稿でも、そうだ。

だからそういうときには、仕事とは全く関係ないブログやエッセイを書くことにしている。そして生まれるのがこのブログや、noteに書いているポエミーな文章というわけだ。

「大沢のnote」

ああ、エッセイ作家になりたい

困ったこと4「体力」

次、体力。フリーだから不規則な生活もできるが、それは問題なくて、最近は7時に起きて24時に寝てる。あるいは23時に寝てる。前働いていたときは10時に起きて2時か3時に寝てたから、だいぶよくなっている。

しかし、一度体調を崩すと本当に死ぬ。独立してすぐの2月末、体調をえらい崩した。扁桃腺の炎症になって、それが悪化。3週間寝たきりという病人化。フリーランスは働かないとおかねがもらえないので、お金がもらえなかった。お客さんにも迷惑をかけて、1社は失注した。死のうかと思うくらいショックだったけど、それ以来体調管理はすごく気をつけていて、今はランニングとか筋トレとかしている。

困ったこと5「単価」

自分の腕が上がらないと記事の単価は上がらない。単価は「拡散力」「企画力」「執筆力」など、様々な要素によって決まるが、フリーランスだと仕事を受けるー返すに精一杯でスキルをあげたり、次の仕事にふみだす準備を怠りがちな気がする。

以前Wantedlyでこのような記事がバズっていたが、たしかにこう思う人は起業とかできないし、多分やめたほうがいい。社員の方が影響力上がるし、成長する。

「誰も教えてくれなかった「フリーランスは厳しい」ではなく「甘い」という真実。」

しかし僕はなんなら正社員として社会人したいし、それができなくて消極的選択肢としてフリーランスになっているので仕方がない。これはこれでいいと思うし、それでサラリーマンできるのは羨ましい。成長したい。

ということで、フリーランスは成長や技術アップ、単価アップが難しい。次の挑戦をしないといけない。まあそれが楽しくもある。

困ってなくて強かったこと

と、長々と書いた。ウォーミングアップライティングだから推敲とかしないけど、役に立ちそうな人は読んでください。ここからは困ってないこと。

困ってないこと1「営業力」

そもそも営業とかリード獲得とか、B向けのことも若干やっていたので、ライターとして営業しにいくのは苦じゃなかった。それにマーケターとして代理店交渉したり、調整したりはよくしていたので、ディレクターと調整したりするのは問題じゃない。

ライターって営業できない人が多そう(売れてる人はできそうだけど)だから、これできるだけで仕事は受けやすい。

問い合わせフォームとかから連絡しても単価ぶっ叩かれて終わるだけだし、ウォンテッドリーから行ってもぶっ叩かれて終わる。基本的にライターって紹介してもらわないと数千円とかひどいところは無料とかで書かせようとするんだけど、紹介だと何万円とかあるから、本当悪だなと思う。

ライターって行っても法人営業上がりの人が儲かってそうなのはそういう理由だよね。つながりと営業力。

困ってないこと2「取材力」

取材は野良ライターでも場数でよくなる。基本的にライターとして厳しい環境に置かれても、取材は褒められることが多くて、それは本質的に聞いたり材料集めしたりになれていたから。

おそらくこれが「報道」に近くなるとちょっと違って、そもそもの「取材の入れ方」「調べ方」から違うものが多そうなので、ここは修行が必要だなと思う。(報道機関や大衆紙などの取材力って「聞き出す力」ではなくて「集める力」だと思うけど、それ)

困ってないこと3「ビジネス力」

営業力に近いけど、これもそれほど。ライターというのはビジネスモデルのひとつだけど、そこに対する向き合い方や、今後のキャリアの作り方は人より考えられている自覚がある。

それにやっぱりライターの人って書くことが好きな人の方が多いと思うし、ビジネスについて考えているのは売れている人くらいだと思う。あとはモリジュンヤさんが話していたのがけっこう好きで、この記事。

「【Vol.1 体力・お金編】フリーランスつらいよ座談会!モリジュンヤ×しおたん×ムラマツヒデキ」

ライターというビジネスだけではなくて、その他で興味があったり強みを活かせそうな領域はやってもいいと思う。僕もライターとそれ以外の収入は半々くらい。むしろ採用広報とかメディア作りとか、そういう仕事があったら飛びついてしまう。

まとめ

という感じで、もはや参考になるかどうかもわからないが、半年弱のまとめとしても書いてみました。今後、僕は「働き方」と「地方の生き方」に特化してライターやっていきたいとおもっています。

もともと人材会社にいたし、地方創世が大学の卒論テーマだったので、そういう面で特化していけたら幸せだなと。

ゆくゆくはエッセイ作家になりたいんですけどね。それでは。

94年2月生まれ、雑司が谷在住のフリーランスライターです。レオパレス21やヤフーのオウンドメディア、テッククランチでのライターをやっています。あとはIoT/DIY/ライフスタイルなど幅広めの連載をやったりしています。エッセイスト志望
Pocket
LINEで送る

 - オオサワ, コンテンツ制作, ライター, 働き方