大沢俊介のブログ|SHITTAKA TOKYO

世の中を斜めの角度で歩く、大沢俊介の提供でお送りします。

ヨガを始めようと思っていたけど、始めることができなかった

   

Pocket
LINEで送る

以前、ヨガを始めようと思ったことがあった。

ヨガってあれだ、ロハスブームで日本に上陸してその後は新興宗教の勧誘などに使われたそれだ。麻原彰晃率いるポア集団、オウムでも盛んに使われていたそうだ。今もローカルヨガにはスピリチュアルが多く絡む。(元がインド系のスピリチュアルに結びついた、神秘体験系のフィットネスだから使われやすいんだ)

今、ヨガを始めるにはいくつかの手段がある。

1つは、YouTubeを見て自分でやるパターン。

2つめはビジネス的に展開されているヨガフィットネス(LAVA的な)に通うパターン。

3つめは地域のヨガコミュニティに参加するパターンだ。

まず、自分で真似てやる1は消した。やるならある程度は本格的にやりたいし、何も理解できていない状態で適当にヨガをやっても効果はなさそうだ。「ヨガは呼吸だ」というのを漫画で聞いたことがあるような気がするが、呼吸はヨガではないから、その表現は疑問だ。

2を探してみることにした。しかし、2も難しい。

まず前述のLAVAには女性が多すぎる。女性の輪の中に体操着をきた182センチの目つき悪い男が参上したら、おそらく捕まる。捕まらなくてもかなりのプレッシャーがかかることは間違いない。その圧に耐えられるほどのメンタルを持ち合わせていないので、2は難しい。

安心のLAVAには通えないから、それではローカルなヨガに行けばいいかもしれない。しかし調べてみるとローカルのヨガの方が恐ろしいことがわかる。ローカルなヨガは、宗教勧誘やスピリチュアル活動の窓口になっていることが多い。それは前述のとおりだ。

詳しく説明したい。ヨガはのんびりとしたリズムで、体を動かす運動だ。その運動をしているとき、本場インドではお香を焚く。それに習って何かお香のようなものを焚いているうちに、気分が良くなってきたりすることがある。インドで何か焚いて、気持ちよくなる。何かわかるか。草系の何かを燃やしているのだ。

それに習った日本のスピリチュアル系ヨガも同様に、何か神秘体験をさせて、その後活動に入信させる。そのような組織が少なくない。

しかし、検索をしているだけではそのような組織を洗い出すことは難しい。「この団体には注意」という警告がある団体には入らないべきだが、それ以外の施設がそういう活動に関係がないかはわからない。そう考えて、ローカルヨガに行くことは諦めた。

残されたのは3の地域ヨガだけだが、これも絶妙に微妙だ。地域のコミュニティなんぞ見つけることができないし、公園のヨガとか行くの恥ずかしい。じゃあやめるか、そう諦めかけたときに奇跡が起きた。

数少ない知り合いの奥様から「ヨガにいってきた」との報告を聞いた。ヨガに行こうと考えて3日目のことである。

そして、ヨガにいってきたというエピソードは、近所のママさんたちのヨガ活動に参加してきたというものだということがわかる。講師もちゃんといる。ママさんたちの中に突如参加するんだったら恥ずかしみも少ない。そう考えて「参加させてくらさい」と言うと「いいんじゃない?聞いてみるね」と言われた。

やっぱり、運命というものは存在する。「おい大沢、そろそろヨガのチャンスでもやるよ」そう言わんばかりのタイミングであった。

そしてなんとか最初にいく日付も決まり、楽しみに準備をしていると、後日その奥様からこんな一言が告げられた。

「ママさんたちが嫌がるからだめだって」

ヨガに行こうと思っていたら行けそうになったけど、結局行けなかった話。以上だ。

94年2月生まれ、雑司が谷在住のフリーランスライターです。レオパレス21やヤフーのオウンドメディア、テッククランチでのライターをやっています。あとはIoT/DIY/ライフスタイルなど幅広めの連載をやったりしています。エッセイスト志望
Pocket
LINEで送る

 - オオサワ , ,